\学びが深まる!/国語の「構造的板書」の基本と実践

\学びが深まる!/国語の「構造的板書」の基本と実践
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今回は、ご質問をいただくことの多い「構造的板書」の基本と実践について解説します。
「構造的板書とは?」「構造的板書の目的は?」「国語の構造的板書の作り方」といった疑問に一つずつお答えしていきます。

この記事はこんな方におすすめです

  • 板書の作り方がよく分からない
  • 板書がわかりにくくなりがちだ。
  • 授業の終末で見て分かりやすい板書にするためにはどうしたらいいか知りたい

「構造的板書」とはなにか

「構造的板書」とは...

作品や文章から読みとった意味や概念、またそれらのつながり・関係を、子どもの発言を生かしながら俯瞰できるようにした板書のこと

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構造的板書では、授業で読み取った事柄を相互に関係付けながら、板書上でわかりやすく示していきます。

「構造的板書」の目的とは?

 構造的板書の目的は以下の通りです。

「構造的板書」の目的とは...

  1. 板書で授業のめあて・学習の流れを把握することができる。
  2. 板書で思考を整理しつつ、新たな思考を生み出す
  3. 授業の終末で学習過程を振り返り、再確認することができる。
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構造的板書は特に2.の意義が大きいと考えています。
読み取りの途中で、それまでの読みを振り返り思考を整理し、さらに読みを発展させていく際にも重要な意味を持ちます。

「構造的板書」での国語授業の板書設計例

 国語の授業での構造的板書を実現するための一例をご紹介します(画像クリックで拡大します)。

  1. 文学的文章の場合「作品名」と「作者名」を書く(説明的文章の場合「文章タイトル」と「筆者名)。
  2. 次に「学習課題」を書く。
  3. 中央にその「本文からの抜粋」を書く(本文のある部分を読み深めていく授業の場合)。
    ※ 授業では、本文の一語一語またその関係性から読み取れることを「読み深めスペース」に記していく。
  4. その隣にそれらの「読みを整理するスペース」を設ける。
  5. 黒板の左側には、読みを統合し、学習課題に対応した「まとめ」を記すスペースを設ける。

「構造的板書」の実践的手順

スイミーの授業の場合
1.授業の中で出てきた読みを「読み深めスペース」に板書する

グループや学級全体での意見交換で出てきた新しい読みを先生はタイムリーに板書していきます。

それらが積み重なっていくうちに、だんだんと各部分相互の関係性が見えてきます。それらの繋がりや関係を矢印や図、罫線、枠組み等を活用し、示していきます。チョークの色も効果的に使い分けましょう。

2.それまでの読みを「読みを整理するスペース」にまとめていく

1.で出てきた新しい読みを振り返りつつ、整理します。

3.授業の終末に学習の過程を再確認しながら「読みを統合するスペース」に「まとめ」を書く

板書を再度確認しながら、それらを関係づけつつ、まとめあげます。その際に「学習課題(めあて)」を再確認し、「まとめ」がそれと対応するようにします

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執筆者

国語科教育研究者
国語の教師・国語科教育研究者として、40年にわたり国語授業の研究・実践を行う。全国各地の小・中・高校や教育委員会等を訪問して行った授業の助言・指導、講演は1000回を超える。